・公務員の難易度が知りたい方
・国家公務員、地方公民の難易度が知りたい方
難易度は高いですが、決して無理ではありません。
今でも根強くなりたい職業ランキング常連の公務員。
ですが、なるためには相当な勉強が必要…どうせ自分には無理!
そんな風に挑戦する前から諦めている方もよく聞きます。
では実際難易度はどの程度なのでしょうか、実際に合格した立場から解説していきます。
合格率についてはこちらの記事も参考にしてください
公務員の難易度表(国家・地方)
最初に難易度一覧を示しておきます。
勉強時間 1000時間
勉強期間 1年~2年
合格率 10%~30%
〇地方公務員(県庁、政令指定都市等)
勉強時間 1000時間
勉強期間 1年~2年
合格率 10%~30%
〇地方公務員(市役所等)
勉強時間 500時間
勉強期間 半年程度
合格率 数%~30%
厳しめに見ても、1年近く勉強すれば合格できる可能性は高い、ということが言えます。
次にそれぞれにわけて解説していきます。
※合格率のデータは以下を元に目安を示しています。市役所等は母数が多すぎるためざっと調べた感じや周囲への聞き取りから推測しています。
・国家公務員
人事院 国家公務員採用NAVI『2022年度国家公務員採用試験実施状況』
・地方公務員
東京都『令和4年度職員採用試験(選考)実施状況』
横浜市『令和4年度大学卒程度等採用試験実施状況・結果』
国家公務員の難易度(一般職等)
勉強期間 1年~2年
合格率 10%~30%
今回示したデータは国家公務員の一般職を受験すると想定したものです。
同程度のレベルであると言われる(また併願する方も多い)国税専門官や、労働基準監督官も同程度の難易度になります。
国家公務員については教養科目(国数英理社等の一般科目)にプラスして
専門科目(憲法、政治学、経済学等)を勉強する必要があるため、勉強時間が増大しています。
30科目程度は勉強しなければならず、科目数を聞いただけでうんざりしてしまいます。
ただ、どれもそこまで深く聞かれることはないので、過去問や問題集の対策で十分対応可能です。
科目数が多いため、コンスタントに勉強できる環境とやる気が何より重要になります。
私の場合は直前期は月100時間~200時間程度は勉強していました。
地方公務員(県庁、政令指定都市等)の難易度
勉強期間 1年~2年
合格率 10%~30%
(こちらの合格率は、東京都と横浜市を参考に出しています。)
国家公務員と比べて地方公務員は試験対策が楽!
と思っていると痛い目にあいます。
それが都道府県庁や区役所、政令指定都市等を受験する場合です。
市役所等では基本的には教養科目だけで受験が可能なのですが、
これらについては専門科目の対策も必要になってくるため、
結果的に勉強期間や合格率は国家公務員と同水準となっています。
ただ、国家公務員よりも地方レベルの採用になるため採用人数が当然少なく
私の体感としてはこちらの方が国家公務員よりも合格することが難しい印象でした。
地方公務員の難易度(市役所等)
勉強期間 半年程度
合格率 数%~30%
市役所、町役場、村役場等は基本的に教養科目だけで受験が可能なため、
勉強期間は半年程度としています。
合格率はさすがに自治体が多すぎるため調べきれませんでしたが、
30%よりも高い所ももちろんあると思います(目安程度にしてください)
私が聞いた中では、1ヶ月程度勉強しただけ、と言う方もいました。
というのも、中には教養科目もなく、SPIのような問題をやるだけ、と言う自治体も近年は増えているためです。
民間に流れる優秀な人材を少しでも自治体に流入させたい、と言う狙いがあるようです。
2年かけて専門科目までばっちり勉強してきた受験生にとっては少し悔しい気もしますが、
時代の流れですからしかたありません(その分SPIの試験はめちゃくちゃ簡単に感じると思います。)
まとめ
今回は簡単にですが公務員の種類、職種別に勉強時間等を示してきました。
思ったよりも合格できるな、と感じたのではないでしょうか。
今回は紹介していませんが、
中途採用(社会人経験者採用)になると公務員試験対策がいらないケースもありますので、
公務員に興味がある方は調べてみて下さい。
参考になれば幸いです。
【公務員へ就職する『意外な』方法】
公務員への就職は基本は各自治体等のHPを見ることになりますが、職種が多岐に渡るため自分で調べるには限界があります。なので、公務員就職の際にも求人サイトを利用することをおすすめします。
でも公務員試験って大変なんでしょ?
実は求人を見ると分かりますが、民間と同じくのSPI試験に近いものだけで就職できる所が結構あります(その場合特別な対策はいりません)
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