・公務員を退職しようとしている方
・退職の最終日のイメージを掴みたい方
10年以上務めた公務員を辞めた日、思ったよりもあっさり終わりました。
公務員試験は科目数も多い上、その後の面接も高倍率で突破が難しい試験です。
そんな公務員試験を突破して10年以上、学ぶことも、嫌なことも多かったですが縁あって転職をすることになり
新卒からずっとお世話になった公務員を辞めた日、どんなことがあったのか。
今回は私事ではありますが、そんな体験談を含めて書いていこうと思います。
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手続き的な話
まずは退職日当日にすることになることについて書いていきます。
退職届とかはもう出しているし、やることなんてそんなにないでしょ?
と思われるかもしれませんが、最終日はめちゃくちゃ忙しいです。
・貸与品の返却(あれば)
・ロッカー等の明け渡し
・手続きで残っていること(あれば)
・あいさつまわり
デスクの整理は当然徐々に始めているとは思いますが、
それまで仕事をしている関係で完全に片づけきることはできません(仕事に必要なものもありますし)
それに加え、ロッカー内のものを持ち帰る、場合によっては退職の際に何か贈り物を頂けることもありますので
退職日は結構な荷物になります。
退職の手続きについてはおよそ終了しているとは思いますが、
公務員だと職場の退職以外にも、保険だったり組合だったり他にも諸々やることがあったりして
退職日当日でも手続きがあることがあります。
なので、最後に当然必要になるあいさつまわり、にゆっくりいけなくなることがありますので、
できるだけ退職最終日の前からあいさつ回りは始めておいた方がいいと思います、
あいさつ回りは思っている3倍時間がかかります。
退職届の話についてはこちらの記事を参考にしてください。
課内での話
課内では先ほどのデスクの片づけと、残っていれば引継ぎ、
さいごに部長級や課長級への最後の挨拶、課内でのあいさつが必要になります。
長年所属していると花束等をもらう方もいるそうですが…
私は異動したてということもあって特にありませんでした(少しショックでした)
ですが、中には個人的にプレゼントをくれる方などもいるので、そこはあまり期待せずに最後にあいさつをきちんと決めましょう。
私の場合は片付けも引継ぎもほぼ済んでいましたので、退庁する直前にあいさつをして、そんなに時間もかからず終了しました。
上司の方たちは特に不機嫌な様子もなく、次の職場でも頑張ってほしいと背中を押してくれました。
課内の方たちも明るく送り出してくださいました。
円満な退職だったと言っていいと思います。
課外の話
10年以上務めたということもあって、
親しかった職場の方たちが結構な人数いました。
最終日にそれぞれあいさつに回りました。
事前に知っていた方以外は初めて聞くことだったので、かなりびっくりしていました
「なんで?次はどこで働くの?いつ辞めるの?」
は定番の質問でしたので、回答を準備しておくと良いと思います。
回るついでに、その人たち全員に今後も公務員を続けるのか?やりたいことはないのか?と逆に質問をしてみました。
そうすると、
・やりたいことはあるから準備をしているところ
・不満があるからいつか辞めてやろうと思っている
・資格試験勉強中で合格したら辞めようとしている
結構、辞めたい人たちだらけでした。
体感としては8割くらいの方がなんらか退職について考えているようでした。
普段は見ることのない、夢について語っている仲間たちを見るのはとても嬉しかったですし、話を聞いていて楽しかったです。
半日程度あれば終るかな?と思っていたあいさつ回りですが、
そんな話を一人一人していましたので、まったく終わりませんでした。
退庁
早めに始めたあいさつ回りのおかげもあり、なんとか定時までに全てを終えることができました。
(最後の方はかなり駆け足であいさつ回りに行きました)
大量の荷物を持って、職場内にもう一度挨拶をして、退庁しました。
お疲れさまでしたー。
と普段と同じように返事をもらって去る職場は、いつもと全く同じだったので、
これで二度とここに出勤することはないんだ、という実感が全くありませんでした。
悲しい、と言う感覚は特に出てこず、普通に毎日の帰りと一緒でだったので、
無理やり「もう今日でこの職場とはお別れなんだから悲しまないと」と認識させているような感じでした。
なので、私の公務員最終日は思っていたよりもあっさり終わった、という印象です。
さいごに
雑多な文になってしまいましたが、最終日の状況について書いていきました。
こういった話を聞く機会はおそらくそうないとは思うので、
退職を考えている方のイメージが少しでも付けば幸いです。
どんなに嫌だった職場でもやはり辞めた後は少し寂しいです、辞めてから1年以上たちましたがそう思います。
参考になれば幸いです。