・公務員が本当に安定しているか知りたい方
・公務員=安定が嘘なのか知りたい方
昔と今では公務員の状況もかなり変わってきています。
安定しているから公務員になりたい。
と言う方は未だに結構な人数いらっしゃいます。
世間的にも、公務員=安定、というイメージを持たれていますが、
では本当にそうなのか、なぜそう言われているのかについて、
最近の事情と合わせて今回は書いていきます。
給料が安定している?
これについては、確かに世間的にも好待遇であることは確かです。
私が新卒から10年以上務めてその時の年収が約500万程度でした。
大手企業と比べれば見劣りはしますが、やはり好待遇ではあると思います。
ただ、毎年昇給していくか、と言われたら微妙です。
役職が上がらないと、昇給幅はどんどん狭くなり、ほとんど変わらないような状況になることも最近ではあります。
なので公務員だからと言って、定年まで安定して給料が上がっていく、という訳では必ずしもありません。
常に努力をし続けなければいけない、というのは民間と変わりません。
こちらの記事もご参照ください。
ボーナスが安定している?
公務員はボーナスが一年に3回でる、なんて話も聞きますが、
それは出ません。
年に2回です。
ただ、安定して支給されることは間違いありません。
私は公務員になって一番魅力に感じたのはこのボーナスです。
これは確かに安定と言って間違いありません。
こちらの記事もご参照ください。
クビにならないから安定している?
業績が悪いからクビ!のようなことはありません。
(民間でもそこまで露骨にクビにはならないでしょうが…)
公務員でクビになる可能性があるのはやはり、何か事件等を起こした時です。
公務員がどんどんクビになっていったら安定した行政サービスが提供できませんから、
公務員の身分をある程度固めておく必要がありクビになりにくい、という事情もあります。
こちらの記事もご参照ください。
仕事が簡単だから安定している?
これについては、そんなことない、と言わせていただきます。
確かに一部簡単な事務作業もあります。
ですが、多くの場合は毎年通例的でない業務を行う必要があり、
その場その場で判断していくような手に汗握るような仕事も多く経験させられます。
特に若手のうちは住民と直接対峙する機会も多く、
公務員ってこんなに大変だったんだ…
と思う機会も多いはずです。
ただ一方で、3年もあれば所属部署の仕事はかなり高水準でこなせるようになります。
なので、専門性がそこまで必要ではない、と言う点では簡単なのかもしれません。
(異動も3年~5年で発生しますが…)
転勤がないから安定している?
これは組織によります。
国家公務員であればもちろん転勤はありますし、
地方公務員であれば転勤はほぼありません(都内や県内での転勤はあり得ます)
大手企業のように突然北海道に、とかアメリカに、ということは起こりにくいので
居住地を固定させたい方にはオススメです。
辞める人が少ないから安定している?
最近、辞める方すごく多いです。
団塊世代が退職しているんでしょ?と思われるかもしれませんが、
若手がどんどん辞めていきます。
公務員の仕事がツライ、ということもあるかもしれませんが、
一部は最近の『自分の好きなことをして生きる』という風潮で
自分の好きな仕事に着いたり、起業する方がいらっしゃいます。
後は、市役所から都庁に、逆に国から県庁に、のような
公務員間での転職も見られます。
なので、公務員は辞めることがないから安定、というのは最近では少し違うかもしれません。
まとめ
一昔前までは公務員と言えば安定の代表格、
親が付かせたい職業NO.1でしたが(今もそうかもしれませんが…)
大分現状は変わってきていることを分かっていただけたかと思います。
ただ、公務員が魅力的な仕事であることは間違いありません。
目指していらっしゃる方の参考になれば幸いです。
【公務員へ就職する『意外な』方法】
公務員への就職は基本は各自治体等のHPを見ることになりますが、職種が多岐に渡るため自分で調べるには限界があります。なので、公務員就職の際にも求人サイトを利用することをおすすめします。
でも公務員試験って大変なんでしょ?
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